こんにちは。群馬県の邑楽郡千代田町にあります、
ふくだ歯科医院・小児・矯正歯科の院長福田優（ふくだ ゆう）です。

当院はこの度厚生労働省より「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(以下、か強診)」に認定されました。
多くの方にとって耳慣れないと思いますが、患者さまのお口の中の健康を守る上ではとても意義ある認定となっておりますので、今回は「か強診」に関してお話していきます。

か強診とは、虫歯や歯周病の重症化予防治療を広く定着させることを目的として2016年に定められた制度です。

地域と連携し、幼児から高齢者まで、各年齢に応じた医療が提供できることを厚生労働省が認定した歯科診療所で、患者様のお口の健康を、生涯にわたり定期管理・医療管理することができるようになります。

か強診の認定を得ることで、保険適用の範囲内で幅広い診療（下記参照）が可能になります。

このような保険診療の適用拡大はすべての歯科医院で認められているわけではありません。
か強診の認定には複数の施設基準があり、その基準を満たしている医院は3割もありません。

• 歯科医師・歯科衛生士がそれぞれ1名以上在籍している。
• 以下の指定の研修を修了した歯科医師が在籍している。
  ※医療事故及び感染症対策などの医療安全対策に係る研修
  ※高齢者の心身の特徴、口腔機能の管理及び緊急時対応等に係る研修
• 別の保険医療機関との事前の連携体制の確保
• 感染症患者に対する歯科診療について、ユニットの確保などを含めた診療体制を常時確保
• 口腔内で使用する歯科医療機器などについて、洗浄・滅菌処理を徹底するなど十分な感染症対策を講じている。

当院がか強診の認定を受けたことで、むし歯の予防、歯周病の管理で保険適用が拡大され、患者さまのお一人おひとりのご希望や症状に合わせた治療を、今まで以上に行っていく事が可能となりました。また、定期健診やフッ素塗布が毎月保険適用できるため、虫歯や歯周病を初期段階で発見することもできます。

地域の皆さんのお口の中の健康はもちろん、身体全体の健康を守っていける体制を今後も強化していきたいと思います。