子どもの矯正(小児矯正)って後戻りはするの?

こんにちは。群馬県の邑楽郡千代田町にあります、ふくだ歯科医院・小児・矯正歯科の院長福田優(ふくだ ゆう)です。

今回は、質問をいただくことの多い「後戻り」についてお話ししたいと思います。

そもそも「後戻り」とは

子どもの矯正 邑楽郡ふくだ歯科医院・小児・矯正歯科

小児矯正をして、歯がキレイに並んだとしても、その後矯正前の元の歯並び戻ってしまうことです。後戻りの程度は個人差があります。歯に隙間ができたり、少しガタガタしてしまう人もいます。せっかく時間と費用をかけたのに元に戻ってしまうなんて残念ですよね。
後戻りには原因と対策がありますので、ご案内させていただきます。

「後戻り」のリスクとその原因

「後戻り」の原因はいくつか考えられます。

・成長に伴う変化
お子さまの成長に伴い、歯並びや顎の発育も変化します。治療が終了した後でも、成長によって歯や顎の位置が変わることがあります。この成長による変化が後戻りの原因となることがあります。

・悪習慣の再発
小児矯正治療では、歯や顎の正しい位置を保つための習慣を身につけることが重要です。しかし、治療後に再び指しゃぶりや舌の悪習慣が出てきたり、マウスピースや矯正装置の使用を怠ったりすると、後戻りが起こりやすくなります。

・不適切なメンテナンス
歯科検診やメンテナンスの頻度や方法によっても後戻りのリスクが変わってきます。定期的な歯科検診やクリーニング、矯正装置の調整などを怠ると、歯や顎の位置が戻ってしまう可能性があります。

「後戻り」を予防するための対策

後戻りを最小限に抑えるためには、以下の対策が重要です。

・リテーナー(保定装置)の活用
矯正を終えたばかりの歯は安定していません。そのためリテーナー(保定装置)と呼ばれる取り外しのできる装置を使用し歯の位置を固定する必要があります。
矯正終了後は約1年くらいはリテーナーを装着します。最初は歯を磨く時以外は装着していただきますが、その後は歯科医師と相談の上装着時間を徐々に減らしていきます。
トータルで約2~3年くらいリテーナーを装着することになります。

・定期的な歯科検診とメンテナンス
小児矯正治療後も定期的に歯科医院を受診し、歯や顎の状態を確認しましょう。歯科医師が適切なタイミングで矯正装置の調整やメンテナンスを行うことで、後戻りのリスクを低減することができます。

・適切な生活習慣
治療後も適切な生活習慣を維持することが後戻りの予防に役立ちます。口腔衛生の習慣やバランスの取れた食事、指しゃぶりや舌の悪習慣の改善など、口腔健康をサポートする生活習慣を心掛けましょう。

・継続的なサポートとフォローアップ
小児矯正治療は長期的なプロセスです。治療終了後も歯科医師とのフォローアップを続け、適切な指導やアドバイスを受けることが大切です。定期的なチェックアップや相談によって、問題が早期に発見され、対策が取られることが可能となります。

 

まとめ

小児矯正治療では、一度治療が終了しても後戻りのリスクが存在しますが、リテーナーの活用、定期的な歯科検診とメンテナンス、適切な生活習慣の維持などの対策を講じることで、後戻りを予防することができます。矯正治療の成功と持続性を確保するためには、継続的なサポートと適切な歯科医師の選択も重要です。保護者と患者自身が協力し、口腔健康を維持する努力を惜しまないことが、望ましい結果を得るために不可欠です。

ご不明点などがありましたら、お問い合わせください。

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